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ゆるっと企画「動機のデザイン 回し読み」レポート @大阪芸大 未来創造デザイン研究会


こんにちは、由井真波です。
2022年秋から大阪芸術大学の未来創造デザイン研究会(以下IDC)の14人の学生さんに、『動機のデザイン』4冊を回し読みしてもらいました。
図書館の貸し出しカードのように、書籍の裏表紙に「回し読みミッションカード」をしのばせた4冊の書籍。1冊を3人または4人で、順々に読んでは次の人にバトンタッチしていきます。

とにかく好きに書き込んでヨシ。
「紙の本」ならでは、余白や行間に気づきや共感が書き込まれていきます。2人め以降は、前の人が書き込んだ棒線、囲み、フキダシやイラストをながめ、自分もまた書き加えていく、、。
いわば「時間差ゆるっと対話ワークショップ」。実験的に始まったこのプチ企画、年が明けて4冊が著者(私)の手元に戻り、オンラインで「ふりかえりトーク」を行いました。



│タイムライン・実施概要│

2022/10/27スタート_IDCの学生14名の手元に『動機のデザイン』4冊が渡る
 ↓
4人×2チーム、3人×2チームで順次カキコミつつ回し読み
  *ときどきTwitterで感想をつぶやきながら
 ↓
2023/1/25書籍リターン_著者の手元に4冊がもどる
 ↓
2023/2/3ふりかえりトーク_IDCのみなさんとオンラインでふりかえりトーク

図書カード型「回し読みミッションカード」
余白と行間にどんどん書き込む

│ふりかえりトークから│

Q)「回し読み」と1人で読むときのちがいって?なにか感じた?

「本を読んでいて一体感を感じることは少ないので新鮮でした」
「自分で思ったことをその都度書き込むってことが新鮮だった」
「前の人のコメントを見て共感する部分が自分と同じだったり違ったりして面白かった」
「前の人の意見も知れて、本の内容だけでなくその意見にも納得や共感しながら本を読めた」
「自分だけでは通り過ぎてしまっている言葉に気づいて自分の意見と友達の意見を比べれた」
「他の読者の足跡を見るのは、そこから読む導入材になったり、他人が重要と感じる部分の違いに気付けて、楽しめました」

「紙のページに直接書き込む」こと自体、新鮮な体験だったもよう。本は完読した人も、飛ばし読みした人も。飛ばし読みの際に「前の人のカキコミ」が手がかりになって内容を読み込む入り口になったり。自分1人だとさらっと読み流してしまう文章が、前の人の棒線があることから「待てよ?」とひっかかり、一段階深い気づきを得たり。仲間との静かな対話を感じつつ楽しめる読書体験となった人が多いいっぽうで、こういう意見も。

「本を速く読めるタイプではないので、回し読みという期限があったことが少し難しかったです」

こんなフセンを書いてくれた人にそのココロを聞いてみると、読書体験は1人で読んでも充分に対話的で頭を使っている上に、カキコミがあるとマルチタスク的になって咀嚼する負荷が高かった、ということでした、、、なるほどです。


│ゆるっと展開します│

もどってきた4冊のうち1冊は次なる読み手、成安造形大学の学生さんに渡っていきました。

これからも「回し読みプチ企画」、ゆるっと展開していきます。学生さんを優先的に、と考えていますが、気になるかたはお問い合わせください。(問い合わせフォームは近未来セットいたします。それまではご存じの連絡先まで※下に追記)


│ご案内│

■「#動機のデザイン」「#回し読み」TwitterにてIDCのみなさんの投稿がごらんいただけます!

▼大阪芸術大学 未来創造デザイン研究会(IDC)公式HP
https://ouaidc.themedia.jp/


*こぼれ話*

手製のブックカバーでくるまれたり、少し「擦れ」ていたり、読み込まれてかえってきた4冊の書籍。
ノリ?で突発的にはじまったこの企画は、大阪芸大の福武先生とのチャットからスタートしました(福武先生の「おもしろがり力」!)。
もともと紙の本にどさどさ書き込みながら読み進める私は、たとえば仕事のときも、メンバー全員でマーカーをひいたり赤ペンを入れつつ、資料を回し読みします(そのあとの意見交換やアイデアワークがはかどるのです)。そんな「小さな」時間差ワークを実験的にシェアできる機会をつくっていただいたIDCのみなさん。ありがとうございました!

※追記
「フォーム設置」までの期間は著者のSNSアカウント(各種)など、ごぞんじの連絡先にどうぞお問い合わせくださいませ。


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