こんにちは、由井真波です。
なんと新潟で!リアルで!たたみの上で!デザインのトークイベント開催してまいりました。
リアル会場は商店街のまんなか、料亭の2階のおざしき。「おすそわけ配信」としてオンラインのご参加者も。初めての会場で機材を持ち寄り、どうなることかとスタートいたしましたが、リアル会場・オンライン会場双方から反応を即時にいただき、「こうしたらいいよ!」の小さなアイデアがいたるところで生まれ、現場でアジャストしながら「動きある場」を全員でつくっていく、、、という、本件のテーマぴったりな進行となりました。
│テーマ│
ひろがるデザインのトークイベント
「動機のデザイン と デザインの反転 ─人びとのあいだで生まれる方法論」
│日時・開催方式│
2023年2月23日(木・祝)│参加無料
《メイン:リアル会場》沼垂テラス商店街 大佐渡たむら2F(近くにサテライト会場があり、展示をご覧いただけます)
《サブ:オンライン》ZOOMミーティング(のぞき見オンライン※コメント交流あり)
│第1部│
話者1人めは株式会社M I M I G U R I ・D E R TA 所属、デザイナーの明間さん。新潟と東京、現地とオンラインを往還しプロとしてデザインをされている日々のリアルの中から、新潟「にしかん」地区での取り組みをもとに、デザイン活動を特定の人や時間に閉じず「継続した日々の営みにする」、との真摯な問いかけに会場がはっとなりました。
話者2人めは新潟青陵大学、エスノメソドロジーがご専門の海老田先生。障害をもつ若者たちが通うKINGOカレッジでのものづくりワークショップ実践を報告。彼らがそれぞれの「楽しい」に導かれて創り出した光のオブジェ、そこにはどんな「予測と準備」があり、どんな「予想外のはみ出し」があり、「デザイン」があったのか?デザインしたこととしないことがまざりあう創造的な現場からデザインとは?の問い返しがありました。
話者3人めは私(由井)。「動機のデザイン」の生まれた現場の事例から、デザインを働きかける人(専門家・デザイナー)と、働きかけられる人(現場の担い手・当事者)の役割が反転する瞬間のエピソードをご紹介し、そこで何がおこっているのか?参加のみなさんにもご自身の経験を思い返していただきたく、問いかけました。
│第1.5部│
ここまでのトークをグラレコに書き留めていた有澤さんは、京都でデザイナーとして活動をはじめたばかり。等身大の声とともに第1部をふり返ると、リアル会場の参加者さんがグラレコの描かれた模造紙を真剣に見入り、気づきや感想、質問のフセンをイラストの上に貼っていきました。
│第2部│
グラレコに貼られた大量のフセン、オンライン参加者さんのチャットへの書き込み。これらを起点として参加者さんも話者となり、みんなでわしゃわしゃクロストーク。デザインコミュニティのマネージャーさんやKINGOカレッジの校長先生、生徒さんのお母さんなど、多様な背景をもつ人たちのひとつひとつの言葉から、何度も何度も気づきが反転する会はあっというまにお開きに。(話し足りないメンバーはたむらさんを追い出されても路上でも、飽きずしゃべりたおしました)
*こぼれ話*
話者3名のてづくり企画、「10名集まれば御の字」と思っていましたら、定員15名のお座敷は募集早々に満員御礼、サテライト会場にも遠く岩手や栃木・東京から駆けつけていただき、2つの会場のパネルはフセンが満載、オンラインのチャットもみるみる満タンに。「放課後トーク」や「懇親会」でも話しきれなかった話題は、このあと「延長戦」として3/14(火)にオンラインでトークするにぎわいぶりとなりました。
「人生初新潟」でしたが、沼垂の商店街で開催できたこと、にしかんや古町で魅力的な場づくりをされているかたがたとお話しできたことがとてもとてもうれしかったです。反転だらけだぜ、人生は。
*写真撮影や当日の運営サポート:Special thanks 伊東百合子さん、間島千夏さん
追記)
2/23当日に描いたグラレコは、きちんと写真が撮れましたらあらためて本サイトやグラフィックレコーダー有澤さんのnoteなどでアップいたします。
↓アリサワアキさんのInstagram
https://www.instagram.com/ari_sawaaki_works/
おまけ)
↓新潟まちあるき写真集(沼垂~にしかん~古町~沼垂)