開催レポート│著者と考える対話型セミナー
@10/1(土) 長浜カイコー

こんにちは、由井真波です。
10月1日(土)、『長浜カイコー』でデザイントークしてきました。

到着すると正面で『動機のデザイン』がカイコーのスタッフさんの手描きのPOPとともにお出迎え。書き添えられた紹介文章に感動。


午前の部はカイコー立ち上げ人のお1人、中山さんのトーク。駅前の特等地で「公設民営のデザインセンター」を立ち上げるという、偶然すらも引き寄せたかのような骨太な活動理念にわしづかみにされ、ぐいぐい引き込まれることに。

午後は「現場を元気にする『動機のデザイン』って?著者と考える対話型セミナー」として『動機のデザイン』をサカナに参加者さんとわいわい。過去に学会等で発表したパネルを持ち込み、パネルに直接、参加者さんからフセンを貼ってもらい、拾いながらクロストーク。

成安のゼミ生に加え、長浜に1ヶ月間フィールドワークで滞在中の武蔵美生や、地元の行政や福祉のご関係者、遠来のデザイン戦略家など、カイコーならではの「多様な」人たちとのトークで白熱。ご自身の「現場体験」をお持ちのかたからの質問は深く切実で、私もぐっと前のめりに。

気持ちばかりが先走った私のトークを、今回もまた、大草ゼミのゼミ生さんが7月1日に披露してくれたグラレコ(スケッチノーティング)をもとに堂々と「ナラティブな」語りで引き締めてくれていました。(さーすが!)

フセンを手にパネルに注目
みるみるフセンだらけに

▼大草ゼミのレポートはこちら
https://grasslands.biz/okusa_seminar/2022/10/10/129/


*こぼれ話*

9月に打ち合わせにカイコーにおじゃましたときは、終電に急かされあわてて帰りましたが、今回はぜひゆっくりしたくて長浜に一泊。おかげで一番楽しい?「アフタートーク」を堪能することができました。
カイコー立ち上げ人の3人と、ご縁をつないでいただいた成安の大草先生と、暮れゆく長浜でデザインやクリエイティブのお話を尽きることなくわいわい。行政デザイン、アート、建築、情報デザイン。「共創」の猛者たちに肩をならべ、長浜の古民家に暮らすカイコー運営スタッフの学生さんが終始キラキラと会話に加わっているのが頼もしく、今回も助けていただきました。

荷物を取りに戻ったカイコーでは、滞在2週間ですっかり主(ぬし)?の貫禄を醸す武蔵美生のみなさんと、夜中ならではのデザイン深海トーク。壁一面、天井までの四方八方をフセンだらけにした彼らは、あの熱量で、何を長浜から得て、何を残すのでしょう。彼らの脳内が3次元になった、混沌と意思の芽吹く部屋の光景。写真に撮っておけば良かった、、(あの空間を5人でシェアして直接・間接に対話し続けてるっていうのが、またステキなんだよ、、)